こんな外壁塗装業者は気をつけろ!悪徳業者の手口を徹底検証!

定価が存在しない外壁塗装工事は、気をつけないと法外な値段を請求したり手抜き工事をする悪徳業者に引っかかってしまう業界でもあります。

優良業者を見分ける方法として、この記事では悪徳業者のセールス手法を紹介し、業者の良し悪しを見分ける術を紹介します。

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悪徳業者のセールス手法

悪徳業者のセールス手法は大きく4パターン。順番に解説していきましょう。

① 飛びこみ営業で危機感を煽る

悪徳業者の基本は飛びこみ営業です。なかでも、知識の乏しい高齢者や主婦層がターゲットにされがちです。そして、対面できたら言葉巧みに「今すぐ工事しないと雨漏りして大変なことになる」などと危機感を煽ります。

中には、点検をすると称して屋根に上がり「わざと屋根材を破損させて写真を撮る」「全く別の建物の劣化した写真を見せる」なんてヒドい業者もいるそうです。

飛びこみ営業に来た業者をうかつに立ち入らせないのはもちろん、対面する前に断るよう注意しましょう

② 大きな値引きで契約を急がせる

悪徳業者の定番のトークは「この値引きは今日限り」です。本日までキャンペーン中で250万が200万、などと持ちかける訳です。

別記事「素人でも簡単、良い外壁塗装業者を見つける3つのポイント」でも解説した通り、適正な見積りなら値引き率は10%ほどが限度のはず。安易な値引きを提示してくる業者は、どこかで上乗せしているか手抜き工事をして帳尻を合わせているかのどちらかでしょう。

③ モニター料金などと称して値引き提示

最近はこうした悪徳商法が一般にも浸透してきたこともあり、「塗装工事のモニターを募集している」「広告やホームページに施工事例として掲載させてもらう代わりに割引」など、より納得しやすい値引き理由をこじつけることも多くなっています。

まともな業者なら、このような理由で大きな値引きを出すことなどありえません。

④ 「一式」「仕様不明」のずさんな見積り書

塗装工事の見積りは「㎡」「ヶ所」などの数量×単価で表すのが通常です。

「一式」という表現は、付帯部の塗装や補修など、数量で算出しにくい項目に留まるべきですが、ずさんな業者の見積りは計測や積算をしっかり行なっておらず、一式が多用される傾向にあります。一式で10万円を越えるような項目がある見積り書には注意が必要です。

また、使用する塗料や塗装回数が明記されていないなど、工事仕様が明記されていない場合も多々あります。見積書の読み方についてはこちらで詳細に紹介しています。

悪徳業者の工事の実態は?

では、不幸にして悪徳業者と塗装工事の契約をしてしまうとどうなるのでしょうか?

工事は下請けに一括丸投げ

悪徳業者は作業員はおろか、技術的な知識のあるスタッフがいない場合がほとんどです。工事は限界まで利益を確保して、下請けに安価で一括丸投げしてしまいます。

下請け業者は手抜き工事

安価で請け負った下請け業者は、当然手を抜かなければ利益が出ません。

乾燥時間を省略して工期を短縮する、本来3回塗りすべきところを1〜2回塗りにしてしまう、安価で耐久塗料を使用する、などしてコストを落とします。

アフターサービスも不安……

塗装工事はアフターサービスや保証が重要ですが、悪徳業者に工事を依頼してしまうと、工事後間もなく剥がれなどの不具合が発生しても、誠意のある対応は期待できません。

特に、見積り書や契約書に工事仕様が明記されていないと、不具合が起こっても責任追及がしにくくなりますので注意が必要です。

まとめ

外壁塗装工事を依頼するにあたって、避けるべき業者の特徴は以下の通りです。

  • いきなり訪問してきて不安を煽るような言動をする業者
  • キャンペーンやモニター価格と称して、いきなり大きな値引きを提示する業者
  • 見積りが大雑把で細かい数量、仕様の記載がない業者

このような悪徳業者に引っかからないためには「複数業者から合い見積りを取って比較検討する」のが最善の方法です。下記の一括見積りサービスなどを利用して、ぜひ親切丁寧な業者を見つけて下さい!